マッサージ機に元気がない
ひところ家電業界ではマッサージ機が第2の家電になるという宣伝をしていた。
どこの売場でも多くのマッサージ機を並べ、お客様がテストもみをしている風景がよく見られた。
最近はマッサージ機売場でマッサージ機に座っている人をあまり見かけない。
一時の過熱したフィーバーはどこへいったのか。ひとつはマッサージ機が理想のモミ、タタキ、指圧を実現してくれていない、というリスクをもっているからだ。
私は松下電工の20万円もするアーバンを購入し、背中に大怪我をしたことがあった。
1回16分ぐらいですべてのマッサージプロセスが終わるようになっている。説明書には連続して使用しないように、という警告は書かれていない。1回16分ぐらいを目安にという説明だけであった。私は夜疲れて家に帰り、3回ぐらい、45分ぐらいを1週間ぐらい続けて使用した。
その結果、背中の筋肉を痛め、お酒も飲めなくなり、その年末の忘年会はすべてキャンセルしたことを覚えている。
人間のマッサージ師は30分コースから45分、60分、90分と4段階ぐらいの時間帯でマッサージコースを設定している。それで背中の筋肉を傷めたという経験はない。
つまり人間はモミ、タタキ、指圧を指で調節し、身体にあった強さでコントロールしてくれる。機械は強弱の調節はあるが、身体の部位を自動的に選んで調節してくれるわけではない。
人工指圧と人間指圧の違いがまだ乖離しているということだ。結局、現存するマッサージ機は人間工学的に作られていないために消費者が買わなくなったと思われる。
本当のマッサージ機がまだ出現していない。マッサージ機のリスクを十分取り込んでいないために消費者から嫌われたというのが真相であると思う。
さて皆さんはどのように思いますか。
