能率手帳は何故売れ続けるのか?

日本能率協会「普及版 能率手帳」の隠れたヒット理由はこれだ!

 12月から1月にかけて書店の店頭では多くの手帳が溢れかえる。

過去に手帳がヒット商品になった時代があった。システム手帳、バインダーでリフィルを貯めるビジネス手帳、ザウルスのような電子手帳など手帳市場が活況をおびた時期があった。

 最近は、すっかり手帳ブームも去ってしまい、成熟製品の仲間入りをしてしまった。
しかし、依然として能率手帳は売れている。私も20年以上も「普及版 能率手帳」を使っている。

 どこにヒットの原因があるのだろうか。体裁はきわめてシンプルである。
1年ぶんのカレンダー、月間予定表(1ヶ月の概括表)、月別予定内容の記入帖、罫線つきメモ帖、情報提供機能(テレフォン情報、年齢早見表、度量衡換算表、印紙税額一覧表、使い方、来年のカレンダー、日本鉄道地図)、アドレス帖がついたもので特に工夫されているところはない。

 ただ、手のひら全体で持てる大きさであること、背広のポケットに入る厚さであることが特徴だ。20年来同じコンセプトで生きながらえてきている。こんなに工夫がなく、革新性のない手帳は珍しい。

 ところが売れている。何故か。手帳は各人が使いながら自分なりのノウハウを入れて使い勝手を決めている。あまり自由度を縛る手帳は使いずらい。基本的な要件を満たしていればそれでよい。それでは全部白紙の手帳はどうか。それではあまりにも自由度が大きすぎて使えない。

 そろそろ新しい革新的な手帳の出現が待たれる。