第2のウオークマンは誕生するか
ソニーがウオークマン以降ヒット商品を出していない、とよく言われる。
ウオークマンは、当時録音機は持ち運こぶほど小さくもないし、ニーズもなかった。
ウオークマンは歩きながら音楽を聴き、電車内で英会話を勉強し、場所と時間を問わず使える。人間の活動範囲を飛躍的に拡大した。日常生活の景色を変えたという点で革新的商品であった。
今では持ち運ぶものはなんでも軽薄短小の商品が当たり前の世の中になった。
半導体の進化がすべての商品を小型に姿を変えることが可能となった。
ウオークマンはニーズが先にあったのではない。ポストイットノートパッドも先にニーズがあったのではない。ニーズを創りだしたのだ。それは消費者の利用シーンを製品が作り出すという構図である。
現在、「ないものはない」というモノ過剰時代の中でやはりヒット商品を開発する要は日常生活にどんなリスクがあるかをいち早く予知することである。
リスクを発見し、予知することがヒット商品を誕生させるキーワードである。
